マイヘア「熱狂を終え」を聴いて、もう一度熱狂を追いたくなった話 ~2017年総括~

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こんばんは、年末です。

みなさんも、年末ですか?

昨年サボった「一年を一曲で振り返る」やっていきます。

選ばれたのはこちら。

youtu.be

My Hair is Badで「熱狂を終え」です。

「真赤」や「恋人ができたんだ」のように「生々しくて女々しすぎる恋愛ソング」を求めて昨年からファンだったのですが、この曲は僕にとって金字塔。

つべこべ言わずに曲を聴いて、歌詞をごらんなさい。

http://j-lyric.net/artist/a05a2d8/l0443e2.html

このブログを読んでいる人の89割は外部リンクに飛ばないというデータがあるので、適宜ピックアップしながらやっていきます。

 

まず僕の2017年、27歳ですが、きっと分岐点になる一年でしょう。

「世の中にインパクトを与える仕事がしたい」という想いで広告代理店に就職し、さらに大きなフィールドで果たすため6月に転職しました。

元々は総合系の広告代理店で働いていたのですが、流れ着いたのはWeb系の事業会社兼広告代理店のようなところ。

前職と比べて業務領域が異なり、ほぼ未経験からのスタート。

しかし待ち受けていたのは、想像以上に過酷な日々でした。

周囲と比べて圧倒的な知識と場数の差、そしてスピード感の無さ。

最初はその場の勢い任せで乗り切っていましたが、次第にボロが出始め、分からない、できないタスクがどんどん溜まっていきました。

そこで周囲にヘルプを求められれば良かったのですが、絶望的に多忙で捕まらない上司には助けどころか相談もできず、ただ溜まっていくものが増えていく。

そもそもの話ですが、この事業部には社員同士が連帯したり助け合ったりする文化が一切なく、「とにかく仕事が裁ける人たちの集団」というカルチャーがあります。

馴れ合いをせず、淡々と進められる人間だけが残っていく。

実際に僕が入った直後に人が心を病み、そのプロジェクトが何もわからない僕の所に飛び火して無事死亡するというできごともありました。

もちろん、第一には至らない自分がとにかく情けない。

でもどこかで「何かがおかしいよ」と思う毎日。

そんなある日、過去の症状が戻ってきてしまいました。

sosha.hatenablog.com

真っ先にお腹の調子が完全におかしくなり、トイレから出られない時間が増えました。

とりあえず出社して、会社のトイレで携帯を使いメールを返信するようなことも多々ありました。

しかし完成させた仕事も心無い言葉でやり直しの命を受け、相談やヘルプにも薄いレスしか無く、会社なのに独りで戦っているような気持ちになってきました。

そしてある日トイレで「出した書類の意味が分からない、10分で作り直して」と携帯の通知を見た時、目の前が真っ白になりました。

そこから流石に心が折れてしまい業務量を調整してもらうお願いをしたのですが、要は誰も余裕がなく面倒を見られないので、今度は一転放置の日々。

適当に与えられた動画テキストを日々見直し、レポートを書くだけの日々。

「あれ?俺って何しに転職したんだっけ?」

転職時の熱い想いと現状のギャップに胸が苦しくなり、自分の存在価値を見出せなくなりました。

何かがおかしくなってしまった僕は再び心療内科のドアを開き、「適応障害」の診断を受けました。

環境の変化に適応できず、身体的精神的不良が起こってしまう病です。

最初は自分が逃げただけなんだろうなと思っていたのですが、薬を飲むにつれ確実に変わっていく心と身体を見ていると、明らかに病気なんだなと。

その後3か月の休職を経て、11月から職場復帰しています。

3か月間何をしていたのか、最初はとにかく寝る事しかできない。

ようやく元気になり人と会う気力が戻って来ても、熱量が足りない。

「俺は何がしたくてここにいる?」

「何を成し遂げるために存在している?」

「他の皆は一生懸命働いているのに、俺は何をやっている?」

日々問いが頭を巡り、自責の念が自分を殺しそうになりました。

 

答えが出ずに迎えた復帰間近、マイヘアの「熱狂を終え」に出会いました。

今夜、大正解を疑え 悟る経験に逆らえ 襲う冷静を破り去っていけ

たしかに会社は、今のままでも回っていくかもしれない。

でも僕のようにベルトコンベアから外れてしまう人間をたくさん抱えている。

それだけは絶対におかしい、正さなくちゃいけない。

僕ら永遠の途中で 青い年齢呼び起こせ 

忘れちゃいない思い出せ 無くしちゃいない 

「世の中にインパクトを与える仕事」がしたい気持ちは変わらない。

でも、与え方は変わってもいい。

世の中を支えるのは人であり、人を支える仕事が世の中にインパクトを与えることだってできるはずだ。

今夜、最前線舞い戻れ 先に先制奪い取れ 辛い劣勢逆手に取っていけ

確かにこの経験はマイナスかもしれない、でも底を経験した僕にしかできないことが必ずあるはずだ。

まだこの会社で浸透していない「人を大切にすること」、今の僕だからこそ真っ先に気付けることがあるはずだ。

もう一度、あの会社に戻って仕事をしてみせる、このままじゃ終われない。

今夜こそ、決戦の笛を吹け 決意表明を帆して 思い通りに舵を取っていけ

今夜、2017年の大晦日が、僕にとっての決意表明です。

2018年は自分が信じたやり方で会社を変えてみせる。

このままじゃ終われない。

揺れる決断を楽しめ ここからが面白い ここからだ

正直、広告に携わりたい気持ちがゼロになったわけではないです。

でも今の自分だからできること、それを楽しくとらえてやっていく気持ちの整理がつきました。

2018年は会社の人事総務労務領域に携わり、今の会社が抱える人的課題に取り組んでいこうと思います。

幸いにも異動先は人間関係に恵まれ、今のところは何とかやっていけそうな目途が立っています。

広告を通して「世の中にインパクトを与える」という熱狂は、一旦ここで終わります。

それでも、新しい熱狂を「追いたい」という気持ちになることができました。

2018年はとにかく熱狂的な事、楽しい事、直感的にやってみたい事に取り組みます。

ちょうど、紅白歌合戦で「栄光の架橋」が流れ始め、何かが動き出しそうな気がしてきました。

「ここからが面白い、ここからだ」

2017年もお世話になりました。

2018年も引き続きよろしくお願いいたします。

そしゃ!

「ひとりぼっちのハブラシ」他のパターンを考えてみた

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ジャニーズが好きです。

みなさんは、ジャニーズですか?

ひとりぼっちのハブラシという曲があり、「ムコ殿」というドラマの主題歌です。

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長瀬智也演じる桜庭裕一郎の名前で出された曲ですが、シングルベッドに通ずるものがあり、やはりつんく氏の作詞作曲です。

恐らく利権の関係で動画はいずれ削除されるでしょうが、ロンリーなメンズは聴くがいい。

こんな歌詞があります。

「ハブラシは俺のだけが傷んでゆく なぜなんだ」

文脈に定評のある皆さんならお分かりでしょうが、これは痴呆症の話ではありません。

同棲していた家から女性が出ていってしまい、洗面台に並んでいたハブラシは使い続ける自分の方ばかり傷んでしまう。

何か類似したパターンはないか、いくつか考えてみました。

1.「ありあまるトリートメント」

男性は「シャンプー→コンディショナー」という順番で髪を洗うことが多いでしょうが、女性はその間にトリートメントを使う統計があります。

つまるところ、男一人ではトリートメントが簡単にはなくならない。

シャンプーとコンディショナーを使い終えて新しいメーカーにしたのに、トリートメントは古いまま。

水アカのついたありあまるトリートメントに、哀愁を感じることもあるのではないでしょうか。

その場合、歌詞はこうなります。

「トリートメントはお前のだけが残っている そりゃそうだ」

2.「積み重なるトイレットペーパー」

性差からして仕方のないことですが、男性が突如として一人暮らしになると、トイレットペーパーを買う頻度って減りますよね?

ちなみにぼくはその心配はなく、順調にドラックストアのトイレットペーパーを買い占めています。

sosha.hatenablog.com

ぼくには縁のない話ですが、憶測される歌詞はこうです。

「トイレットペーパーはお前が使わない から減らないんだ」

3.「かさばるハンガー」

同棲しているとお互いの衣類を一度に洗濯するケースが多いと推察しますが、一人暮らしのフェーズからハンガーを買い足す必要があるのでは。

しかしどちらかが家を去ると、ハンガーが大量に残ってしまう。

ハンガーほどかさばって困るものはないという持論があるのですが、皆さんはいかがですか?

怒りの世論を代弁した歌詞がこちらです。

「ハンガーはお前のだけがかさばっている 持ち帰ってくれ」

 

ちなみに「ひとりぼっちのクレンジングオイル」という候補もあったのですが、使い途が他にありそうなので割愛しました。

www.drwallet.jp

今日はこのあたりで。

そしゃ!

「あの日 僕がセカンドフライを上手に捕ったとして」燃え殻氏”ボクたちはみんな大人になれなかった”読みました

あの日 僕がセカンドフライを上手に捕ったとして
それで今も抱えてる後悔はなくなるのかな
十五年経ってもまだ捨てられない僕がいて
生活は続く 生活は続く

ASIAN KUNG-FU GENERATION の「新世紀のラブソング」という曲がある。

youtu.be

歌い出しのフレーズが印象的であり、自分の苦い記憶を想起せずにはいられない。


小学校6年生の8月、少年野球最後の大会に臨んだときの記憶。

守備とバントしかできなかった補欠の僕は、いつも通り途中出場でライトの守備についた。

相手は全国大会の常連で、前評判では優勝候補の筆頭チーム。

ところが僕らは善戦し、終盤までリードを奪う形で試合を進めていた。

2アウト2塁、打席には4番バッター

後ろに下がっていた僕の前方にフラフラっと上がった打球を、前に突っ込んでなんとかショートバウンドで捌く。

しかし僕の投げ返したボールは、ファーストの遥か頭上。

その間にランナーが返って同点に追いつかれ、試合はそのままサヨナラ負け。

相手チームは順当に勝ち進み、県大会優勝、全国大会出場と華々しく勝ち進んだ。

あのとき悪送球をしていなければ、あと1歩でも前に守っていれば。

15年も前のガキの頃の話にも関わらず、未だに夢に見るほど心に染み付いたエピソードだ。

 

前置きが長くなってしまったが、Twitterで話題の燃え殻氏が執筆した「ボクたちはみんな大人になれなかった」という本を読んだ。

ボクたちはみんな大人になれなかった

ボクたちはみんな大人になれなかった

 

ストーリーは氏の自叙伝が大半を占め、仕事の遍歴や過去の恋愛がベースとなっている。

www.asahi.com

 

あいにく僕には、ブログに書けるほどカッコいい仕事のエピソードや情熱的なアバンチュールも無い。

真っ先に思い出したのは、アジカンの歌詞であり少年時代の後悔だった。

15年経っても夢に出てくる、ライトフライを掴めなかった僕。

2アウトまで追い込んで、どうして僕はボールを掴むことができなかったのか。

どうしてあんな、どうしようもない返球をしてしまったのか。

 

ちなみに同書は、「後悔」というキーワードだけで括れる話ではい。

「過去のおかげで今があるけれど、その間にあった出来事すべてを消化できた訳ではなくて、ただ寄り添うことしかできないや」という、煮え切らないエモーション。

その思いを象徴するように、こんなフレーズが同書にある。

「男は過去の自分に用がある、女は未来の自分に忙しい」
そんな主語のばかデカいつぶやきをツイッターに書き込みたくなっていた。

ここでは恋愛における男女の価値観の差異について述べることはしない。

しかし何事においても、「あの時こうしていれば」という後悔が、今の自分を形成していると僕は信じてやまない。 

youtu.be

まだたったの27歳だけど、仕事も人間関係も夢も希望も、捕れそうで捕れないライトフライがたくさん飛んできたと思う。

その度に己のエラーを恨み、あの時あそこに守っておけば、しっかりボールを投げておけばと後悔を繰り返してきた。

この先の人生は長いだろうし、まだまだ打球は飛び続ける。

僕は今度こそ、このグラブで掴むことができるだろうか。

 

最後に。

同書はいくつかの章で構成されており、その中に「東京発の銀河鉄道」というものがある。

銀河鉄道」と聞いて僕が連想するのは銀杏BOYZであり、この小説からして「漂流教室」という曲のフレーズを口ずさまずにはいられなかった。

このまま僕らは大人になれないまま

しがみついて忘れないんだ

君の涙をいつか 笑顔に変えてくれ

光る星に約束してくれ

youtu.be

あのライトフライを上手に捕れる日はもう来ないけれど、次は絶対掴みたいと思う。

だって野球は、2アウトから。

もしも高校球児だったら応援歌をどうするのか

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こんにちは。

色々があり、甲子園がおわりました。

みなさんは、甲子園ですか?

「野球少年の60割が”自分がバッターボックスに立ったときの応援歌を妄想する”」という資料があるのですが、提示は割愛します。

智弁和歌山の魔曲「JOCK ROCK」や、定番の「アフリカン・シンフォニー」、「SEE OFF」等が人気ですね。

それではバッターボックスで背中を押されたい曲を紹介します。

 

1)情熱大陸

www.youtube.com

走攻守備揃った1番天才バッターっぽいですよね。

みなさんご周知のように妄想上のぼくは「右投げ左打ちの1番セカンド」ですので、まさにこの曲が適しています。

試合序盤でこの曲とともにライナーで右中間を切り裂き悠々と三塁に駆け込むぼくの姿が、みなさんの記憶にも新しいのではないでしょうか。

 

2)あまちゃんのテーマ(※延岡学園ver.)

youtu.be

重要なのはあまちゃんなら何でもいいのではなく、延岡学園の演奏というところ。

5回あたりの中盤で流れると、一気に3点ぐらい入りそう感!

なぜか聴いているだけで目元に河川が生じるため、水不足も解消されます。

 

3)ガラスの十代

youtu.be

チアガールの可愛い彼女がいそうな圧倒的主人公感に溢れるこの曲が、ぼくの「打席で流して欲しい応援歌ランキング」堂々1位です。

8回オモテ4-6、2アウトランナー2・3塁で打席が回ってきたときに流れたら、逆転満塁ホームランを打てるのではないでしょうか。

決して9回ウラではなく劣勢の終盤ってとこがミソなんですけど、わかりますよね???

 

~番外編~
ロッテを中心にプロ野球の応援歌もたくさん使われていましたね。

zasshi.news.yahoo.co.jp

ぼくは2010年の11月7日あたりからロッテの応援を聴くとオートマティックに嘔吐する症状に苦しんでいるのですが、あの威圧感を甲子園で発動するのはもはやチートです。

www.youtube.com

中日はさておき、日本ハムの話をしましょう。

名曲「チキチキバンバン」は創世館高校がやってましたが、知る人ぞ知る「関西限定チャンテ」なんか甲子園映えするのでは。

www.youtube.com

チャンステーマの類が途中でアカペラになるのは至高ですし、「お前が決めろ」なんてセリフは宇宙です。

ぜひとも使って欲しいな~~

なお次回は「もしもプロ野球選手だったら登場曲をどうするのか」という議題をやっていきます。

そしゃ

【文末に】2016年上半期によく聴いていた5曲【おトク情報】

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2016年が上半期を終わらせにきたので、終わりを取得しました。

みなさんは、終わっていますか?

(某グルメブロガー兼マンガ家の文体にハマっています)

ところで年末に投稿した「2015年を一曲で振り返る」で紹介したきのこ帝国ですが、はじめて映画タイアップが決定したとか。

sosha.hatenablog.com

natalie.mu

控えめに言って4億点ぐらいアー写だと思います。
よかったですね。

では上半期によく聴いていた5曲です。

BUMP OF CHICKEN 「HAPPY」

www.youtube.com

1月に親友O氏の誕生会の運営に携わりまして、準備のときなどに聴いていました。
会のBGMにも用いたところ、O氏が謝辞を述べているシーンで「ハッピ~バ~スデェ~」と流れ、幸運がありました。

手嶌葵「明日への手紙」

www.youtube.com

人間を熱狂と涙の渦に陥れた月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」のテーマソングです。#いつ恋
この曲を聴いていた頃はちょうどぼくにも様々の恵みがありましたが、無事に終わりを取得しました。

SALON MUSIC「KELLY'S DUCK」

www.youtube.com

親友O氏が馬込の寮で暮らしていた文脈があり、彼が去るタイミングで開いた会のBGMです。
ピロウズのライブSEのようですが、我々とっては「J」という青年のテーマであり、人間たちが輪になって踊ります。

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欅坂46サイレントマジョリティー」

www.youtube.com

説明不要。
ソフィアであり、文明でもあります。

クリープハイプ「寝癖」

www.youtube.com

昨日あたりから頭の中で曲が止まりません。
彼らの歌詞は賛否あるらしいですが、ぼくは抽象的なソレよりも具体的なコレの方が好みです。

以上です。

さらっと近況報告をしておきますと、髪を切りました。

「ゲスの極み」と言われるのが初めはオイシかったんですけど、最近はスッカリ名前を聞かなくなったので、バッサリ。

美女後輩氏(びにょこうはいし)の美女親友氏(びにょしんゆうし)にモデルカットしていただき、爽やかになるわ話は楽しいわタダだわで、竜宮城と錯覚しました。

武蔵小金井にある「ZELE」というサロンです。

beauty.hotpepper.jp

なんでも女性メインでカットモデルを70人集めなきゃとからしいので、興味ある方はぼくにご連絡ください。

※決して女人との接点を創出したいとか、そういうビジネスではありません。

何卒~~~!!!

そしゃ

おそらく人生一度は名古屋で暮らさないとぼくは成仏できない

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家庭の事情で岐阜に日帰りしていました。

 
振り返るとこの3週間で3回岐阜にいましたね…。
 
東京から岐阜に電車で行くには、名古屋まで新幹線に乗る必要があります。
 
実はぼく、名古屋への憧れがハチャメチャ強い!
 
もともと生まれが岐阜でも愛知寄りの方で、今でも祖父母の家はそこにあるため、小さい頃からよく名古屋へ行っていました。
 
それこそ物心ついた頃から中日ファンなので、ナゴヤドームはおろか当時のナゴヤ球場へも家族で足を運んだ記憶があります。
 
(ちなみにウチの母氏は中日のファンクラブ会員です)
 
幼いぼくにとってまず祖父母の家へ行くのが一番楽しみな旅行であり、そこから名古屋へ連れてってもらうのがワクワクして仕方なかった。
 
言わば理屈のいらない「憧れ」ですよね。
 
当然のように大学も名古屋方面で検討していまして、高校三年生の夏休みに親に頼み込んで河合塾の夏期講習に二週間泊まり込みで通ってました。
 
そのときの生活は今でも懐かしくて、授業が終わると夜の名古屋でご飯を食べたりカフェで予習復習をしたり。
 
何の根拠もなしに「ぼくはここで青春を謳歌するんだ!」って信じてました。
 
ところがどっこい、第一志望の国立に行けなくなったことでその夢は名古屋の海底へ沈没。
 
結果的に東京へ進学できたことは間違いなく成功だったんですが、今でも「あのとき名古屋へ行けたらどうなってたのかなー」とエモに耽ることがあります。
 
東京で暮らし始めてからも、名古屋の友人の元へ頻繁に遊びに行きました。
 
その度に夜の街で呑んだくれては、何故か「いいなァ〜」って思っちゃいました。
 
そして話の舞台は就活に。
 
ご存知のように広告業界に一本化していましたが、途中で名古屋にめちゃめちゃ魅力的な企業を発見!
 
憧れの仕事を憧れの名古屋で!とモチベーションの湧いたぼくは、コミュ障をおもむろに克服してその企業の選考をみるみる通過しました。
 
…ところがどっこい、最後の最後であえなく散ってしまい、またしても名古屋で暮らすことに失敗したのです。
 
ここまで書いて気付いたんですけど、失敗を繰り返しているからこそ、余計に憧れが強まってしまってるんですよね。
 
言わば「こじらせている」のかもしれません。
 
さっきも名古屋駅に着いてから居ても立っても居られなくなり、一人で駅周辺の夜の街をプラプラしてました。
 
「…こんなに美女人氏ばかりだっけ!??!?」
 
名古屋と言えば悪名高いウワサがあり、「日本三大ブ◯の都市」なんて呼ばれてます。
 
受験の際、実は大逆転で名古屋の某公立への進学権を勝ち取ったのですが、その大学へ受験しに行ったときにぼくも気付いちゃったんですよ。
 
「どうしよう…本当に◯スばっかりだ…」
 
後期試験ということもあり進学の決断も急いでいたので、ぼくはそれっぽい理由を並べて東京に進学したいと両親を説得しました。
 
本当の理由が「名古屋にはブ◯しかいない」という不純なものだと知ったら、おそらく両親は鼻から赤味噌を振りまきながら号泣するでしょう。
 
そんな黒歴史ならぬ赤歴史があるのですが、ここ最近は名古屋の女人が美しく見えてどうしようもないんですよ!
 
もちろんイケメンもいますが、相変わらず「例のパーカー」で闊歩するような男が街にあふれているような惨状。
 
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(この画像のタイトルが【デート服の常識を覆す】だったのでめっちゃ笑いました)

 
年齢を重ねるにつれて地元に帰りたい気持ちが高まるとよく言いますが、女性の好みも地元寄りにフィットするのでしょうか…。
 
話が少し逸れましたが、名古屋に行けなかったことがずっと頭に引っかかり続けています。
 
たぶん一度は名古屋で暮らさないと、うまく成仏できずにひつまぶしのネギとかに生まれ変わるんでしょうね。
 
もし来年から名古屋に住むことになったら、「おめでとう」と言ってやってください。
 
両手に掴んだ手羽先をブンブン振り回して喜ぶと思います。
 
そしゃ!

「絶対、最強の恋のうた」を久しぶりに読んで、絶対最強の恋はもう絶対できないと悟った話

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/pdmagazine

 

面白そうな企画があったので投稿してみます。

まず「青春の一冊」と言われて、はたして「いつ」を青春とするか悩みました。

語ることすら憚られる漆黒の中学時代?

部活に勉強、そしてくだらない仲間達と笑い合っていた高校時代?

でも世間一般の青春に対するイメージはやはり恋愛であり、それに触れるなら大学時代しかないんだなこれが!

ということで、大学に入学した19歳頃にハマっていた中村航さんの「絶対、最強の恋のうた」を題材にさせていただきます。

絶対、最強の恋のうた (小学館文庫)

絶対、最強の恋のうた (小学館文庫)

 

社会科教師のおでこのテカリ占いをしては大受けしていた陽気でマシンガンな中学時代から、クールで一目置かれる弓道部員の高校時代を経て、大学生になった私がしたことは、恋をすることだった。

付き合いはじめて三か月。

幸せすぎて自分を見失いがちな私は、ふと怖くなってしまう。

そのことを彼に告げると、とりあえず、毎日死ぬほど会う生活をやめ、デートは週末に一回、電話は週三回にするという提案を受けた。

トラックを全速で駆け抜けた日々のあとに訪れたのは、恋のスタンプカードを少しずつ押していくような、かけがえのない大切な時間だった。

18万部突破のロングセラー「100回泣くこと」に続く、初恋青春小説。

 Amzonが思いっきり「青春小説」と謳ってて笑いました。

ネタバレしない程度にざっくりまとめると、「地方で浪人した後に大学へ進学⇒恋に落ちて付き合う⇒恋愛初動特有の高まり⇒落ち着くか…⇒それにしてもくだらない友達は最高だな⇒なんだかんだ幸せな俺たち最強!」

 

すみません、破壊的にネタバレしました。

登場人物が突然の事故で亡くなったり、恋人が実は主人公が前世で命を救った魔法少女の生まれ変わりだったりとか、そんな劇的な展開はありません。

むしろオチもない、要するに「日常系ゆるリラ恋愛」を描いた小説です。

ちょっとだけ個人的な話をすると、作者の中村航さんとぼくは同じ岐阜県の出身!

地方の進学校を卒業して都会の大学へ進学したご経緯に勝手にシンパシーを感じてしまい、しかも「日常系ゆるリラ恋愛観」にまんまとハマったことで、同氏の小説をたくさん読み漁っていました。

「絶対、最強の恋のうた」はその歴史の一冊目なのですが、当時のぼくはせっかく東京の大学に出てきたのに授業サボるか彼女と遊ぶかばかりの毎日。

「こんなにダラダラしてて良いのかな…」と悩んでいました。

そんな状況で立ち寄った本屋でふと同書を目にし、「2000年初頭デビューの青春パンクバンドの曲みたいなタイトルだな」と思い即購入。

読み進めるうちに中村さんの繰り広げる「なんでもない毎日の美しさ」に魅せられ、彼女や友達と過ごすひとときを肯定できるようになりました。

 

あれから7年。

久しぶりに本棚から「絶対、最強の恋のうた」を取り出して読んでみたんです。

「…あれ?これで終わっていいの?」

率直に言うと、登場人物の織り成す恋愛模様に、当時の自分では気付かなかった「物足りなさ」を感じたのです。

主人公とその彼女は付き合い始めて順調に段取りを踏んだのですが、彼女が一抹の不安を感じたことで、恋人的な意味で半年間の「おあずけ」をすることに決めました。

加えて「毎日死ぬほど会う生活」を改め、「電話は週三回、デートは週末に一回」という約束も一緒に。

そうして迎えた半年後、それでもまだ「怖かった」彼女は三ヶ月間の延長を申し出るのです。

「てめえこのヤロウ!」とぼくは呟いてしまったのですが、主人公は何もためらうことなくアッサリと「いいよ、もちろん」って言うんですよ!

「ウソつけ!お前ホントにそれでいいのかよ!だってお前…さあ…」

「そういう意味」で浮かばれないこの世の全男子を代表して物申したくなりました。

総じて幼いというか非現実的だなと思ったのですが、少なくともはじめて読んだときはそんなこと思わなかったはず。

「購入した本の文章が勝手に変わる能力」なんてものを持っていない以上、変わったのはぼく自身でしかありません。

 

今年で26歳を迎えるぼくですが、この7年間でたくさんの恋愛を経験しました。

ときに喜び、ときに怒り哀しみ傷つくうちに、相手に求めるコトの質と量が変化したのでしょう。

昔のぼくは好きな人がいたら無我夢中に飛びついていましたが、今は「この場面はこう出ておけば後々はかどるな」みたく、打算的に考えることが多くなりました。

そして忘れてはならない、嫌でも離れられないのが「結婚」の二文字。

例えば良い感じの人がいるなーと思っても、「ぼくの地元で生活するなら付いてきてくれるかな?」「ぼくの年収で満足にやってけるかな?」というモノサシで判断してしまいます。

 

このように年齢を重ねるにつれ、恋愛に求めるものや自分自身のフェーズが大転換しました。

人に言えないぐらい汚いことをしたり、功利主義的な発想を持ったりもしました。

仮に青春時代の恋愛に不可欠な要素を「相手に対する想いの清らかさ」とするなら、ぼくの青春は終わったと言えるでしょう。

絶対最強の恋は、もう絶対できない。

「絶対、最強の恋のうた」がぼくの心に流れる日は、もう来ないかもしれない。

ぼくにとって大切な「青春の一冊」を読み返したことで、青春の終わりに気付いてしまった話でした。