「そうだ、個展やろう。」トラウマを書いた紙を燃やしてスープを煮込みたい。

備忘録なので散文です。

親友O氏と中野サンプラザへきのこ帝国のライブに行ってきました。

ライブの感想は後日書けたら書くとして、終わってから飯でも食うか的なノリになったので中野の街をプラプラ歩いてたんですね。 
 
すると窓の奥で気になりすぎる個展が開かれてたので、これは!と思って突撃してきました。
 

 

※写真は掲載の許諾を得ております。

 
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こんな具合で雑誌やWEBに溢れる女性の「かわいい」をアピールする言葉を集めて壁に貼り付けてあり、その上に「可愛いは疲れる」という黒い看板が「ヌッ」と。
 
「マジで最高だな」という例によって頭の悪い感想しか湧いてこなかったです。
 
しかし主催者である疲れた安藤サクラみたいなお姉さん曰く、根っこには確固たるエモーションがありました。
 
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「かわいい」「モテ」みたいな価値観が溢れる昨今、「かわいさの向こう側って何だろう?」「全てを手放した先に私らしさがあるのだろうか?」と問うておられました。
 
当たり前を問うこと、ここ最近はすっかり忘れてましたが、ぼくのアイデンティティでもある「斜に構える精神」そのものじゃないかと思いますね。
 
そして何よりも、疲労感に満ちた安藤サクラみたいなお姉さんとの会話が楽しすぎた。
 
ぼくが「この紙を床に貼ってお客さんに踏んでもらいましょう」って言ったら「それ絶対採用します」って返されたときは、結婚を前提としたお付き合いを申し出そうになりました。
 
冗談はさておき、こんなこと面白いんじゃない?って投げかけたときにそれを受け容れる器の大きさは学ぶところが多い。
 
面白いことだけを突き詰めてアイデアがどんどん弾き出る様は、まるでポップコーン。
 
これだよ、こういうことがしたいんだよ〜〜ッ!!!
 
面白いことを思いつくのは簡単だけど、それを形にするのってめちゃめちゃ難しいじゃないですか。
 
だからぼくもそろそろ何かやらかさなきゃなって思ってたタイミングだったんで、親友O氏と共にくだらない個展を開くことに決めました。
 
安藤サクラ曰くハコ代は中野なら2万円ぐらいで何とかなるらしく、それならボーナスでも注ごうかな。
 
ただアートって、社会に問いたいことがあってこそじゃないのかなと思う訳で。
 
安サクなら「かわいいの向こう側に私らしさはあるのか」みたいな問いだし。
 
ぼくの根っこはやっぱりエモだけど、それを「問い」にするならどうなるんだろう。
 
ちなみに個展になるかは別として、どうしてもやりたいことがあるので書きます。
 
ぼくの好きなアジカンの歌に「新世紀のラブソング」ってのがあるんですけど、歌詞の一節がぼくの心に6年ぐらい刺さりっぱなしなんですね。
 
「あの日僕がセカンドフライを上手に捕ったして それで今も抱えてる後悔はなくなるのかな」
 
野球やってた身ってのもあるんですけど、誰しも忘れたくても忘れられない後悔とかトラウマってあるじゃないですか。
 
それを紙に書いて、クシャクシャに丸めて焚き火に放り込んで、その上でスープを煮込みたいんです。
 
自分の後悔を燃やして作ったスープを食べれば、なんとなく人生変わるんじゃないかなって思うんですけど、どうですかね?
 
ちなみに書いてて「結局自分の体内に戻ってるじゃねえか」って気付いたので、この案を燃やそうと思います。
 
まあでもブラッシュアップして、何らかの形で面白い企画にしたいなー。
 
ということを思いついた日曜日でした。
 
東京にいる間に個展やるから皆さん見に来てね!
 
そしゃ