地元の人と話が合うのか問題

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ここ最近友人周りが活気付いており、起業や地方プレイヤーへの参入が続いています。

実はぼくも今年度いっぱいで東京を去るつもりでして、ゴールから逆算した身辺整理や情報収集に励んでいたり。

来年に東京から”修行”に出て、29歳あたりで故郷へ地方創生プレイヤーとして凱旋する青写真をムラムラと描いております。

 

ところがどっこい、実はものすごーく心配していることが…。

それは「地元の人と話が合うのか問題」。

 ぶっちゃけ地元(というか育った町)に残っている同世代とあまりウマが合わなくて、「ぼく友だちできるのかな・・・」って小学校入学前のごとくナイーブになっています。

昨日もこんな記事を見つけてしまいまして、不安に拍車がかかってしまいました。

amanojerk.hatenablog.com

このインタビューに登場するのは上京して半年の方ですが、まさにぼくが仲良くなれなさそうな「生きることがつまんない地元の若者像」そのものなんですよね。

帰省してたまーに同級生と集まっても、「おう久しぶり!仕事何しとんの?」ぐらいの会話しかできない!

だってあいつら、車で2時間かけて行く風俗とモンストの話しかしないんだもん!

(このブログが彼らの目に届いていないことを床に顔をこすりつけながら祈る)

よく東京の友人に「田舎の人って休みの日何してるの?子作り?ってバカにされるんですけど、おおかた正しいですし建設的な作業であるだけマシだと思います。

 

ちょっとだけ個人的な話をすると、高校に上がる際に仲良しグループのなかでぼく一人だけ遠方に進学したので、彼らと遊びや思い出を共有してないんですね。

だから共通の話題が今さら無いってのもあります。

でもきっと、ぼくは心のどこかで彼らを見下しているのでしょう。

これはみんな大好きカースト論。

「地元に暮らし続けている人たち」をココロで排除しているうちは、凱旋したところでぼくに達成できることなんて無いかもしれない。

 

以下は界隈でバズった1年前の記事なんですけど、改めて読むと思うところがありすぎる。

motokurashi.com

徳島県神山町という「持続可能な地域づくり」に取り組む町がありまして、ネットインフラが整備されたり企業のサテライトオフィスが誘致されたりと、いわゆる成功例としてよく登場します。

2011年には転入者数が転出者数を上回ったそうなのですが、はたして移住者と地元の人が交流できているのか?という問いに、地元側が正直に答えています。

 

都会で進学・就職した後に地方へマーケットを求めに行く人たちには、どこか「自分は選ばれた有能な人間だ」って意識が少なからずあるのではないでしょうか。

そして選民たちは付き合う人も同レベルを選び、結局同じレイヤーのなかでとどまってしまう。

なーんか、小さい頃からやってることは変わんないなって。

(というか地元の人を”取引先”とか”顧客”という目で見てしまうことで、心理的・物理的に距離を置きそうな気もします。)

だからぼくが記事の最初に言った「地元の人と話が合うのか問題」は、ぼくが根暗でヒクツだからという話ではなく、多くの地方で頻発しているのかもしれません。

その解決策を導くことはまだできないので、問題を投げるだけ投げつけて潔くミノに隠れます。

 

おわりに、なんで地元の人たちを好きになり切れていないのに、故郷に帰りたいって思うのか考えてみました。

一言で解答します。

 

「それでも好きだから。」

 

なんだかJ-POPの安い失恋ソングみたいになりましたが、やっぱりそれしかないんですよね。

本当に大切な話なので、機会を改めて記事にします。

そしゃ!